留学コラムCOLUMN

TOEICは、ただ漫然と受けるだけでは効果が出ません。きちんとした目的意識をもって取り組むことがとても大切です。留学前にあえてTOEICを受験する意義は、先ほど述べた留学前後のスコア比較以外にも以下のようなものがあります。

留学中何を意識して過ごせばいいかが分かる

一度TOEIC受験してみることで、総合的な英語スキルの中で、自分の弱点がどこにあるかを把握することが出来ます。留学中は、その部分に意識を向けながら日々の英会話や英語学習に取り組むことで、最終的な学習の仕上がりが全然違ってくるでしょう。

事前に基礎力をつけておくと帰国後が楽！

留学経験者にありがちなのが、「英会話はなんとなくできるけど、ＴＯＥＩＣスコアがいまいち・・・」というケース。現地に行くと、会話自体は意外と中学レベルの文法で切り抜けることが出来るため、なんとなくできるようになった気になってしまうことが多々あります。しかし、就職・転職においても留学経験者に求められるのは総合的な英語スキルの高さです。TOEICの点数もとても重視されます。ですから、現地仕込みの英会話を身に着ける前に、まずは基礎の基礎をもう一度おさらいしておくことで、帰国後の英語学習がぐっと楽になりますよ♪

ご存知の方も多いかと思いますが、留学前の目標スコアは大体６００点程度だと言われています。今のご自身のレベルと比べていかがでしょうか？ＴＯＥＩＣには合否がありませんので気が抜けがちですが、しっかりとスコア目標を持っておくことでモチベーションを保つことが出来ます。

英語学習の入口は、何と言っても単語暗記です。みなさんが一番嫌う項目なだけに、つい後回しにしてしまいがちですが、TOEIC受験を決めたその日から毎日取り組んでほしいと思います。留学前は、なにかと慌ただしくなりますので、隙間時間を活用した英単語アプリの利用が特におすすめです。最近は無料アプリも非常に充実していますので、できればＴＯＥＩＣ対策に特化したプログラムのあるアプリを使って、効率的に暗記していきましょう！

ＴＯＥＩＣのリスニングテストは、１度しか音声が流れない上にメモを取るのが認められておらず、つい苦手意識を持ってしまいますよね。

また、留学前の心理として漠然と「外国人を前にして、果たしてうまく発言ができるんだろうか」という不安を抱いている方も多いのではないでしょうか。

そんな方には、オンライン英会話がおすすめです。英会話はリスニングとスピーキングで成り立っていますので、ＴＯＥＩＣ対策と留学前の準備を合わせて行うことが出来ます。

スクールによっては、ＴＯＥＩＣ対策のプログラムを組んでいるところもありますので、外国人講師と英会話をしながらＴＯＥＩＣのリスニングテストを練習することもできますよ！

さて、いよいよリーディング部分の対策ですが、お伝えしたいポイントは１つだけです。あれもこれもと参考書を買い込みすぎないこと。

書店に行くとたくさんの参考書があって迷ってしまうと思いますが、個人的には全部のパートが載っている問題集一冊あれば十分なのではないかと考えています。２冊目に行くのは、１冊目に載っている問題が仮に本番出題されたとして確実に正解が取れる確信が持ててからです。

１問１問、なぜ間違えたのかをしっかり理解してから次に進みます。単語を覚えていなかったせいなのか、時間が足りなかったせいなのか、文法を知らなかったせいなのか・・・時間はかかりますが、自分の間違いパターンを正確に知ることで、二度と同じ問題で間違わないようになっていきますよ！

留学前のＴＯＥＩＣ受験について、その心構えと学習ポイントについてご紹介してまいりました。

参考になるものはあったでしょうか？

留学前はやることがたくさんあって本当に忙しいですが、自信を持って渡航できるようスケジュールを立てて学習に取り組みましょう♪